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2012年12月5日水曜日

世界のSUSHI!



日本から来たよって言うと、会う人会う人かなりの確率で
「もー日本食大好きよ!特に寿司!!最高!!!」とお褒め頂きます。

そしてさらに、「寿司作れる?」とも聞かれます。

寿司っていっても握り、巻き、ちらしと色々あって・・・握りはほとんどの日本人が作れないんじゃないかな。握りは私たち日本人の普通の生活の中で“作るもの”っていう概念はない気がするし、簡単に作れるものじゃない。
たとえば握りの寿司職人になるためにも何年もの修行が必要だし。
そう、寿司は確かに日本を代表する食べ物だけど、簡単に作れるものではないのよ!って、よく説明しています。


よく思うのですが、オージーにしろほかの国の人にしろ、みんな日本に対して度を越えた和のイメージを持っている。
日本人みーんな寿司作れるって思ってる。

あとはよく「フォークとナイフ使ったことある?」と聞かれます。
これ、当たり前だよって思うんですけど、諸外国の人々からすると、日本人は何を食べるにもお箸を使って食べるイメージのようです。
パンは食べる?コーヒーは飲む?ピーナツバターある?とかも聞かれましたね。
結構びっくりするような質問されます。

ヨーロッパの友達が言ってたのですが、日本含めアジアってすごく神秘的なイメージみたいです。
ウエスタンとは完全に文化が違うから、って。
実際の日本はかなりアメリカナイズされていて、そこまでウエスタンの国々と大きな文化の違いはないと思うのですが、かなり興味深い視点でした。


寿司ネタに戻りますが、先日、一人の素敵な寿司職人さんと出会いました。
日曜日にタスマニアのホバートCBDの近くで開かれているgrocery marketに行った時のこと。

たくさんの出店が立ち並ぶ中、とあるお店だけ長蛇の列が!
それが「Masaaki’s sushi」という、細巻き寿司の出店でした。
出店なので、take away専門なのですが、面白いのが、お客さんからオーダーを受けた後、目の前で巻き寿司を作るという、実演販売!
みんな生の職人技が見れるということから興味津々!
私も興味津々!で、一緒に行ったRoslynとその長蛇の列に並びました。
巻きの種類は「Vegetarian $5」か「Regular $6」の二種類。
オーダーを受けてから対面式で、お客さんとの会話を楽しみながら作っていきます。

日本人はシャイだって言われているし、特に職人さんというと寡黙なイメージがあるけれど、
彼は、オーストラリア人に受け入れられる新しい方法で、日本の技と味を提供していて、その姿にとても感銘を受けました。

私の番になったら何を話そう~ってドキドキしていたのですが、
Roslynに「めんつゆはどこに売っているのか彼に聞いてみて」
と言われたので聞くことに。笑
タスマニアに来て1ヶ月と少し、実は初めて日本語を話す機会でもありました。

まずはめんつゆについて聞いて()、そのあとは彼の仕事の経緯を聞きました。
タスマニアに来たのは4年前。今はGeevestonという小さな町で、お寿司のtake awayショップ(店内に4席あり)を営んでいるそう。


最初は、まわりの人に、「そんな田舎町でやったら人も来ないだろうしすぐだめになるだろう」そう言われていたそうですが、かなり盛況しているそう。
金曜土曜の2日だけ営業し、 日曜日はこのマーケットに出店しているそうです。

タスマニア自体に日本人があまりいないので、この地で頑張っている日本人の方に出会えたこともとても嬉しかったですし、何よりたくさんのオージーから愛され、彼なりの新しい方法でビジネスを成功させている場を見れたことはとても刺激的でした。



コミュニケーションを通して、文化を伝える。
ネットが主流になった今は、face to faceの機会って減ってきてしまっていると思うのですが、やっぱり大事なのは人と人の関わり合いだなって。 そんなことを思った一日でした。

画像はお借りしました。 Masaakiさん、これからもこの地で頑張ってください~!


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