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2012年11月4日日曜日

生き方はタスマニアが教えてくれる


【オーストラリア・タスマニアでwwoof(ウーフ)生活】

休みの日の過ごし方について。
先週末、ウーフ先のホストマザーに連れられて、彼女の友人のRosalieのガーデンパーティーに行きました。
ガーデンパーティと言っても、私がイメージしていたものとは少し違って、
彼女の家の庭を見るために20人ほどが集まって、広大な庭のプチツアー
が始まりました。
集まった人たちはガーデニングクラブに所属している人たちで、みんなそれぞれ素敵なお庭を持っているそう。

↑こんな感じで、みんなで庭をぞろぞろと歩きながら、Rosalieが何の野菜を育てているかとか、肥料はどうしているかとか、ポッサム(野菜などを食い散らかすガーデナーたちの天敵。笑)から守るためにしている工夫とか、説明しながら、途中質疑応答も交えながら1時間半ほどまわりました。


Rosalieはもうすぐ61歳になる、とてもエネルギッシュな女性。
5年前に旦那様を亡くし、自分の人生これからどうしようと考えたときに、自然と触れ合った生活がしたい、と。シドニーからタスマニアに移り、一軒の家と、雑草まみれだった広大な庭を、5年かけて一人でコツコツと理想のものになるように作り上げてきたそう。
ここで私は人生を終えたい、そう思える場所だと言っていて、それだけ彼女の愛情がたっぷりこもった家、そして庭と、彼女が望んでだ生き方そのものがここで出来ている。


このガーデンパーティに参加していたほかの人たちともたくさん話をして、みんなタスマニアに長く住んでいる人なのかと思っていたら、意外なことに、アメリカに20年住んでいてリタイア後に移り住んだ人や、メルボルンから10年前に移り住んできた人など、他の場所からの移住者が多かったのです。
私のホストマザーもその一人。

でも、その理由はすごくよくわかる。

タスマニアの自然は、本当に美しい。山があって、海があって、空気が澄んでいて。

朝、小鳥のさえずりで目が覚める。山奥に行くとカエルの鳴き声が聞こえて、それに被さるように小鳥のさえずりが聞こえてくる。
深呼吸することの大切さとか、自分が生きてるって感じが本当にする場所。


そして、人がみんな温かい。

よく、“東京の人は冷たい”とかいうけど、冷たいわけじゃないと思う。
「忙しい」という字は、心を亡くすと書くというけど、その「忙」しい街が、人の心の温かさを掻き消してるだけだなって。

自然と触れ合いながら毎日を過ごせるこの場所は、生きる上で何が大切かということをたくさん教えてくれる。




プチツアーが終わったあとはみんなでティータイム。
オージーはみんな本当にコーヒーとケーキが大好き!

彼女の素晴らしい庭を眺めながらティータイムを楽しみました。

素敵な一日だった。

タスマニア、いればいるほど好きになる!


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