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2013年10月19日土曜日

タスマニアでのwwoof(ウーフ) その2

前回の記事の続きです。(ずいぶん時間が経ってしまいました^^;)



wwoof滞在先での、あまりの劣悪環境のベッドルームを見て言葉を失った私。

ホストマザーが、
「大丈夫?」
と声をかけてくれましたが、
あまりのショックさに何も言葉が出なくて、硬直する私。


すると、
「母屋に実は空き部屋があって、今は物置部屋になっているけど、
少し片付ければ使えるかもしれない。そこに移動する???」と聞かれ、
即答で移動希望の返事をした私。


「良かった、他の部屋があって!」


と安心したのもつかの間、

母屋の散らかり用は悲惨で、

空き部屋は本当に物置部屋で、
ベッドの上に段ボールが何個も積み上げられていて、
床上にも、段ボールや古い本、ぬいぐるみがわんさか。

とりあいず、寝床確保のため、ベッドの上に積み上げられた段ボールを別の部屋にせっせと移動。

ホコリが俟って大変だったけれど、
あの牛小屋よりはマシ、と思い、、、



がしかし、咳が止まらず、そのベッドの上では一睡も出来ませんでした。



眠れない日々が続き、
2週間の滞在予定が、わずか4日目にして去ることとなりました。


ホストマザーもファザーも悲しそうな、複雑そうな顔をしていました。
もう少し滞在していてほしかったと。

ごめんなさい、と何度も謝ると、
「合う、合わないは誰にでもあるからね。あなたの人生、あなたの選択だから。」

見送ってくれましたが、

気まずい空気が流れていたのは事実です^^;



どうしてそのホスト宅を去ったのか、
まず一睡もできなかったことで体調的にギブアップだったことと
携帯電話・インターネットの電波がつながらないことから誰とも連絡が取れなかったことで
辛いという感情が余計増してしまったこと
そして、仕事内容が、広い草原の中で一日中一人ぽつんとひたすら草刈・・・

と、いろんなことが積み重なって自分の中で限界が来てしまいました。



当時はすごく辛かったけど、今となっては、オーストラリアらしい良い経験も出来たと思うこともあります。

草原の中には、牛10頭、羊50匹が放し飼い。
私が草刈の仕事に行くと、羊50匹はみんなそわそわしながらダーッと逃げていくのですが、
1匹だけ、ひとなつっこい羊がいて、気づくと私の横にいて体を寄せてくる。笑


馬も10頭いて、初めてブラッシングをしました。
最初はやり方がわからなくて、少しびくびくしながらやっていると、尻尾でたたかれてしまいました。

「馬は、発する言葉じゃなくて、心の声が読めるから、
あなたが怖がりながらブラッシングしていたことが伝わってしまったのね。」

とホストマザーから教えてもらって、
言葉だけじゃない心のコミュニケーションについても改めて考えさせられたり。

野生のカモノハシも見ることが出来ました。




生活環境になじめず、結果短期の滞在になってしまいましたが、
やはり学ぶことはすごく多かったな、と思います。



英語を学べる、自然の中での暮らしを学べる、
wwoofのイメージは、ざっとこんなところにありますが、
体感してみると想像以上に色々なことを感じ、自分自身に変化も表れると思います。


一度きりの人生なので、
迷っていたら、まずはアプライしてみるのがいいと思います。



wwoofについてのブログは、また少しずつUPしていきます。




 





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